(代表)0296-77-1151

受診予約方法についてはこちら

DV被害にあった母親と子どもたちの心理教育

DVとは

 DVは直訳すると「domestic=家庭内の」「violence=暴力」となり、「配偶者や恋人など親密な関係にある、又はあった者から振るわれる暴力」という意味で使用されています。
 「暴力」は身体的なものだけではなく、精神的な暴力、性的な暴力など様々な形態があり、そのいずれも相手の尊厳を傷つける行為です。DVによる被害は、母親だけでなく、子どもにも影響(不安 , PTSD症状など)があることが知られています。

コンカレントプログラムのご案内
~DV被害にあった母親と子どもたちの同時並行心理教育プログラム~

DVの被害から回復しようとしている母親にとって、子どもたちへの影響は大きな心配なのではないでしょうか。
このプログラムでは、そういった不安を解消し、暴力の被害を克服し、安心できる母子関係を育むことを目的としています。子どもたちには、家庭で起きたことを乗り越えられる機会を提供することを目指しています。

コンカレントプログラムとは?

DVに曝された母親と子どもに、同時並行的にグループ活動を行うプログラムは1980年代にカナダのオンタリオ州ロンドン市で被害女性支援と児童の援助機関が中心となって開発されました。第一の目的をDVに曝された子どもたちへの援助と位置づけして展開されてきました。しかし、母親たちも虐待の被害を受け、多様な問題を抱えながら生活しています。このグループは母親たちが自分自身の体験と現状を適切に理解し、母親同士が関係を築き、支え合うことによって、母親たちにとっても治療的な効果を持つことを目指しています。

NPO法人RRP研究会 (2014)
『改訂版 コンカレントプログラムマニュアル‐DV被害にあった母親と子どもたちの同時並行心理教育プログラム‐』より

対象者

お母さん:夫あるいは内縁の夫からDV被害を受け、現在は別居している。子ども(16歳まで)を育てている方。
子ども :小学生から16歳まで

 

日時火曜日 隔週 13:15~
回数7回シリーズ
費用約660円 (3割負担の場合)
自立支援医療制度利用の場合 約220円
スタッフ看護師、精神保健福祉士、
心理士、作業療法士

プログラム申し込み

まず主治医に、プログラム参加についてご相談ください。
その後、担当者がプログラムの説明をさせていただきます。
当院を受診されたことがない方は、はじめて受診される方へをご覧ください。