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災害派遣精神医療チーム(DPAT)について

当センターのDPAT

DPATとは、大規模災害発生時における被災者の精神的なケアを行うチームの事です。当センターでは48名の職員がDPAT先遣隊および隊員として登録されています。また、災害拠点精神科病院に指定されており、災害時にはチームを被災地に派遣したり、被災病院の支援・患者の受け入れをする役割を担います。
当センターでは、DPATの人材を確保するとともに,様々な災害に対応できるよう,各種研修や訓練に参加するなど、職員の資質向上に努めています。

これまでの災害派遣

当センターのDPATは熊本地震を始め、令和元年の台風15号(千葉県)、台風19号(茨城県)などにDPAT隊を派遣しました。
現地では避難所などの巡回や被災病院の支援、DPAT隊の本部(活動拠点本部)での活動をしました。また、行政機関や他の医療チームなどと連携しながら被災地支援をおこないました。

地震や風水害など災害種別に応じて活動環境や支援ニーズは様々です。毎回多くの学びや反省を重ねながら活動してきました。

行く手を阻む倒木
本部でのミーティングの様子

DPATの日頃の活動 ~平時からの備え~

当センターでは、熊本地震時のDPAT派遣の振り返りから体制を整備するため、DPAT運営委員会を中心に平時より研修などの活動をしています。

 

院内研修や訓練の企画・運営、訓練への参加

院内研修は災害医療情報システムの使い方やトリアージ、避難所の運営などをテーマに定期的に開催しています。
国や都道府県が行う実践訓練の企画・運営に携わるほか、訓練に積極的に参加しています。訓練を通し日頃の備えのあり方を再確認したり、他の医療チームや行政との連携を深めています。

 

資機材の準備・管理

被災地に赴く際は様々な資機材を備える必要があります。すぐに出動できるよう衛星電話やパソコン、トランシーバーなどの管理や操作方法の確認なども行っています。

院内研修の様子
被災地に持参する衛星電話