入院治療の流れ(精神科救急病棟の例)
※こちらは一つの例になりますので、実際の流れは患者さんの状態によって様々です。
入院初日~
1週間目
●入院時検査の実施
採血、CT、MRI、心電図、脳波、胸部レントゲンなどを行います。
●医師、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、心理士と面談
入院の経緯、治療方針、退院先などについてお話します。
●治療の開始
状態に応じて薬物療法、作業療法、行動療法などを開始します。
患者さんの全体像から、治療方針を決めていきます。少しずつ病棟生活に慣れていきましょう。
1週間~
1~2ヶ月目
●治療の継続
●医師、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、心理士と定期的に面談
症状・治療や日常生活の悩みの相談をお受けし、退院後の生活、地域のサービス利用などについてお話します。
徐々に症状が落ち着いてきます。
病棟で落ち着いて過ごせることが増えていきます。
2~3ヶ月目
●外出、外泊の実施
●必要時、退院前訪問指導の実施
●医師、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、心理士と定期的に面談
症状・治療の相談や退院先の環境で過ごしてみての困りごとなどについての相談をお受けします。
退院に向けてリハビリテーションを行い、退院先での生活の準備を行っていきます。
退院の決定
●医師、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、心理士と退院前面談
退院後の過ごし方、注意点などについてお話します。
●服薬指導
薬の飲み方や薬物療法の大切さの説明と薬に関する困りごとの相談をお受けします。
退院先で概ね落ち着いて過ごせれば、具体的に退院日時を患者さん・ご家族・主治医で話し合い、決めていきます。
※入院中は医師の指示のもとに、面会や外出・外泊が可能となります。